➀習慣は人を変えるのかという実験
本日は
➀習慣は人を変えるのかという実験
について書こうと思います。
結果を先に求めると、「几帳面に転身することはできるのか」
ということです。
私はここ1年で、自分がとんでもなくズボラであることに気が付きました。
ズボラといいますと、性格の一種のように聞こえがよいですが、
私の中では
・だらしがない
・自分と他人に無頓着
・詰めが甘い
・思いやりに欠ける
・ふたを開けると空っぽ
のように、とてもじゃないですが公言できないマイナスポイントであります。
「私ってズボラだから~★」
なんて口が滑っても言えません。
そこで、几帳面な人にあこがれを抱くようになります。
今まで過ごしてきた習慣や環境・思考によって積み重ねたものは、
なかなか変えるのは難しいでしょう。
しかし、私は変わりたいのです。
几帳面になって、時間や約束を守り、きれいな部屋に住んで、こぎれいな身だしなみをしたいのです!!
これは習慣を変えるしかありません。
習慣は人を変えると聞いたことがあります。
『心が変われば、態度が変わる。
態度が変われば、行動が変わる。
行動が変われば、習慣が変わる。
習慣が変われば、人格が変わる。
人格が変われば、運命が変わる。
運命が変われば、人生が変わる』
という格言があるように、人は変われるのです。
難しく、時間もかかりますが、変われます。
『20歳のころの自分と今の自分、変わっていますよね?』
※これは実験中のアルバイトの際、隣に座っていた自律神経失調症の方(自分で自己紹介してました。)が言っていた言葉で、私は「ハッ」としました。
また、このように改心するきっかけは、
大好きだった恋人とお別れすることになったことが大きいです。
自分の事を自分以上に思ってくれて、向き合ってくれる心の大きな、愛情の深い方でした。
私はこの方に出会えたことで、今までに感じたことのない安心と喜びを味わうことができました。
今まで、自分に対しても人に対しても、心底諦めていました。
幼いころからの葛藤の中で、人や物に期待することをやめていました。
もちろん、期待し、努力し、求めていた時期もありました。
悲しくなることに疲れてしまったのでしょう。
この思考回路は根強く、ガサツなうえに冷淡という人格をしっかりと形成していきました。
しかし、こんなにも温かく見守ってくれる人がいるんだと、
半分信じられないような出来事でした。
25歳でした。
自分にとって、こんなにもありがたく、尊敬できる人はもう一人といない。
と、出会ってすぐに思いました。
だから、彼にとっても唯一無二の存在に自分がなろう、と心の底から思っていました。
それはそれは、毎日幸せで、楽しい日々でした。
しかしお別れすることになりました。
原因は、お互いに相手のことを思う気持ちの余裕がなかったためです。
何かがこじれたときに、二人で解決するという力が二人にはありませんでした。
そこには、信頼関係が強く関係しています。
信頼関係はすぐにとってつけることはできません。
宣言したからといって、結びつくものではありません。
信頼してもらえるように、努力し、相手を信頼し、積み重ねていくものです。
私は、嘘つきでした。
ズルでした。
こそこそしていました。
求めていました。
彼はわかっていました。
優しい言葉をくれました。
応援してくれました。
教えてくれました。
私はそこに甘えていました。
すべて受け入れてくれると思い込んでいました。
「俺がこうであっても、君がそう思うのは違うよ。気持ちだよ。」
何度言われたことでしょう。
今までこれでやってきたのですから、頭ではわかっていても行動に移せません。
自分の大嫌いな部分を直視させられているようで、辛かったのを覚えています。
仕事でもたくさんの人と信頼関係を結んでいる彼は、悟ったのでしょう。
私との未来は描けなかったのだと思います。
私のあまりにも精神的に未熟な部分が、彼を苦しめていました。
「このままではいけない。」
やっと、この時が来ました。
持ち味とさえ錯覚していた自分の人格を、変えなければいけない日がやってきたのです。
このままだと、今後も大切な人を失うことになる。
自分が変わるしか方法はないのです。
さて、何から習慣づけていくかということですが、
挙げたらたくさんあります。
それについては次回箇条書きしていきます。
大切なのは、常にそうすること。
誰かが見てるから、とか今日はいいやという言い訳をしないこと。
自分の中でのルールをしっかりと守ること。
例外なく、自分の当たり前になるように続けること。
相手には求めないこと。
失恋から猛反省した私ですが、
決してマイナス思考なわけではありません。
どん底を食らって精神が病んでいるわけでもありません。
ダメだとわかっていたことを続けていたせいで大切な人を失い、
このままではいけないんだと痛感したところです。
隣りにいたら成長できる、変われる、と心の中で思っていましたが、
そうはいかないんですね。
やっぱり人を変えられないのと同じです。
自分も人には変えられないということです。
「お前は努力の人だ。」
彼が言ってくれたことを胸に、私は黙々と習慣を続けていきます。
以上